先日、町の図書館に行ったら「木育の本」というのがあったので読んでみました。
今、なんとなく小学校で食育の委員をしている私。毎朝パンかおにぎりしか作ってないのに食育を語っていいのだろうか?と思いつつ器も作っていることだしがんばってます。 ちょっとブームに乗った感のある「木育」という言葉。 2004年に北海道で始まった言葉らしく’こどもたちをはじめとする すべての人が「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取りくみ’と書いてありました。 「食育」よりこちらの方が得意かも。。。 「木育」は木に触ることから始める。’五感と響きあう感性’を育み、循環する自然の流れを知る。 うちもお客さんに「どうぞ触ってください」「座ってください」「手にとってください」と木の素材間を実感してもらうため声をかけています。 磨けばツルツル、そのままだとザラザラ、木によって重さも違うし色や木目も違う。匂ってみるといいにおいのもの、変なにおいのもの、たたいてみると高い音、鈍い音、色々です。 今でもその感じは新鮮で子供たちがうちにきたらそれを体感してもらって、「わぁ」という期待通りの反応を見てニンマリ。 私たちが子供たちに体験させていたのはここまで。 「木育の本」を読んで当たり前のことを考えてみました。。 毎日見ている板状になっている材木。 これってどんな姿の木だったのだろう。。。 この木がどんな景色を作っていたのだろう。。。 そんなことを初めて考えてみて、心は遠い北米やシベリアまでとんでいきました。 木は森林としての役割、貯水、二酸化炭素吸収、土砂を防ぐ、いろんな動物を育む。 それから木材となり人間の道具としてまた同じくらい仕事をします。 木を大事に使いなさい。 子供に教えようと読んだこの本。私が「木育」されました。
by t-w-s
| 2010-07-05 18:46
| 器
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