オイルの器宣言

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ずーっと迷っていたことを一歩ふみだすことにしました。

脱ウレタン。

昨年’オイル仕上げの器展’などやりながらそれでも’うちの白木の器はオイル仕上げです!’となかなかいいきれないここ数年。
ウレタンとオイルの両方をやっていいたのだけど、一見区別がつかずお客さんへの説明もイマイチ説得力がない。
お客さんも迷わせてしまっていたのです。

ウレタンも決して悪くはないのです。
醤油や油は染みないし、だれにでも気軽に使えるし。
安全面でも問題ないと思います。

オイルの器は染みもできるし、ゆがみもウレタンより強く出ます。
人によってはよごれているようにみえるかもしれません。

でも、オイル仕上げの器が使っていて心地いいのです。
私には。


ウレタンのガン塗装という作業もつらく、それから開放されたいいという気持ちもありました。
わがままですが。。。

ちょっと前、知り合いの店でコーヒーをのみながらそんな話をしていたら
’今月の芸術新潮読んだ?パリの骨董屋の話”私は売れるものを置くいているのではなく、好きなものを置いている’って’それが一番強いんだって・・・’



オイル仕上げの器がはたしてどこまで使えるものかというのも不安がありました。
どのくらいの頻度でメンテナンスが必要なのか、カビがはえるのではないかとか、オイルの臭いが料理にうつるのではにか・・・とか。

うちでオイルの器を使って約12年。
ほとんどメンテナンスはしてません。染みや木が白けてくるのが気になってきたらオリーブオイルを塗るとよみがえります。

使わずに何ヶ月もおいておくとカビがはえました。
でもあまり長く放置しないで洗えばとれした。(表面についた汚れにカビがはえただけでした。)

オイルの臭いははじめのうちは熱いものをいれると料理にも影響があります。

数ヶ月使い込んだサラダボウルに汁をいれたりしますがもう臭いは気になりません。
でも、味噌汁などの汁椀は漆を塗ろうと思います。それが一番おいしそうに見える気がします。

カレーを盛ってみました。
やはり木が黄色に染まりました。(^_^;)

半年前につくった杉のオイル仕上げの器を今ほぼ毎日つかってます。
痛みが全々気にならず予想以上です。

20年はもたないかもしれないけど10年は十分にいけると自信がつきました。

オイルの種類は現在まだ試行錯誤中。

オスモカラー、アウロ、リボス・、プラネット(どれも自然塗料といわれる代表的なものです。)・・
どれも使ってみましたが、耐久性は同じように優れていると思いました。

問題は臭い。作業性、仕上がりもそれぞれ違います。

仕上がりが一番いいのはオスモ、でも臭いの特性から今はアウロとリボスをつかっています。

メンテナンスとして小分けもしていますが、一番身近に手にはいるオイルとして’オリーブオイルがあります。
しかしこれは半乾性油で上にあげたオイルの主成分が亜麻仁油、桐油、ひまわり油などの乾性油に比べると強度はおちます。(菜種油などは非乾性油です。)ホームセンターなどに一般的に売っている’クルミ油’などもよいと思います。


今までウレタン仕上げの器を買っていただき応援していただいたお客さんには本当に申し訳ない気持ちです。
ここがなかなか踏み切れなかったところでもあります。


一方、夫は家具の塗装にはこれからもオイルをメインにウレタン他いろんな塗装をTPOにあわせて使い分けると言っています。
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by t-w-s | 2009-06-04 20:43 |
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